【Nobusan Blog】京都行事(二十四節気)

二十四節気・徒然なるなるままに、京都、奈良観光で理解できたらと思うところの用語について記載。知っていると少しは鼻が高くなるかもしれません。

* 2015年7月17日(祇園祭前祭) から記載

舞妓さんのための厄除け

この時期限定の舞妓さん、芸妓さんの髪飾り。

突然、後ろ姿になられたら驚きますね。鬼は外です。

 

お煤払い

「お煤払い」(おすすはらい)、毎年12月20日に行われる東・西本願寺の大掃除。本願寺御影堂と阿弥陀堂にたまった1年間の埃を払う行事。室町時代、本願寺中興の祖、蓮如上人の時代から始まったと云われる迎春行事。古式に習い、数百畳の堂内で僧侶、門信徒が横一列に並び、すす竹で畳を叩きながら進み、埃を外に出してから雑巾掛けします。

  • 西本願寺(お西さん) 朝 7:00~
  • 東本願寺(お東さん) 朝 9:00~

お正月を前にいよいよ「除夜の鐘」ですが、その前に明日21日の「終い弘法」、25日の「終い天神」、そして「Xmas」。仏教、キリスト教、神道などと多様性に富む日本、京都の師走です。

また、21日の冬至は「ゆず風呂」です。

上ル、下ル、東入ル、西入ル

京都の市街地は碁盤の目、南北の通りと東西の通りを組み合わせて、その交差した所から

  • 北へ行く場合は「上ル(あがる)」
  • 南へ行く場合は「下ル(さがる)」
  • 東へ行く場合は「東入ル(ひがしいる)」
  • 西へ行く場合は「西入ル(にしいる)」

と云います。

 

観光中、迷わないように、常に「北」はどちらの方角かをつかんでおくことが大切。

そのための目印として、例えば「東の比叡山」(屋根のアンテナ、通常、東向き)と「西の愛宕山」などが方角の基準になります。あるいは、BSアンテナ(南南西向き)も参考になります。

方向音痴の方も、これで大丈夫でしょう。でも、今の時代、GPS機能のスマホですかね。

夏越祓(なごしのはらえ)・茅の輪くぐり

夏越の祓の行事「茅(ち)の輪くぐり」。

年二回、6月(夏越の大祓)と12月晦日(師走の大祓)に行う日本古来の神事。茅の輪をくぐって、半年間の汚れを祓い清めて無病息災を祈願する行事。

京都の神社でも、6月30日夕暮に茅の輪をくぐり、身を清めます。

 

茅の輪くぐりの作法、

「水無月の夏越の祓する人は千歳の命延というなり」

と唱えながら、先ず左足から踏み入れ 、左回り → 右回り → 左回り・・・・と、「∞」の字を描くように 3度くぐります。

皆で回るのでご安心。

 

その後は、和菓子の水無月(みなづき)を食べる習慣があります。 

水無月には、シンプルな白ういろう、抹茶、黒糖があります。氷が貴重だった頃、氷のかけらをかたどった三角形の和菓子が作られるようになったのが始まりとか、 また、上に飾る小豆は、厄除けの意味があるそうです。

 

京都では毎年、氏子の担当役には、参拝後に水無月が振舞われる神社が多いようです。

八坂神社の茅の輪
八坂神社の茅の輪

奈良の神鹿(しんろく)

奈良時代768年、春日大社創設時に鹿島神宮(かしまじんぐう)より神様が白いシカに乗って来られたことで、シカが神の使い「神鹿」とされ、奈良の人々に敬われるようになったとされます。

 

京都では最近、山から鴨川に鹿が現れては、あるいは北山を中心に鹿の食害が社会問題化されニュースになりますが、奈良公園ではたくさんの野生鹿たちが人を恐れずにのんびりと闊歩しています。

 

おいどのハート型やバンビ模様も愛らし動物です。人間との共生を考える際のヒントが奈良の文化には根付いています。

京都東西通り名わらべ歌

<東西の通り名の唄>

(丸太町通り~九条通りまで)

♪ まる たけ えびす に おし おいけ
あね さん ろっかく たこ にしき
し あや ぶっ たか まつ まん ごじょう
せきだ ちゃらちゃら うおのたな
ろくじょう ひっちょうとおりす

はっちょうこえれば とうじみち
くじょうおおじでとどめさす ♪

 

京の祭りのお天気を占う今宮神社 やすらい祭

今宮さんのやすらい祭 (4月10日・第2日曜日)。

「太秦の牛祭」「鞍馬の火祭」とともに、京の三奇祭の一つ。京都の春の祭りのさきがけ。

 

この日が好天に恵まれるとその年の京の祭はすべて晴れると云われています。

 

境内横の参道の両脇に店を構える「あぶり餅」も楽しみ、「無病息災」を願う。

 

「一和(一文字屋和助)」と「かざりや」。

一和は創業1,000年以上(長保二年、1000年)と云われている元祖老舗。 一方、かざりやは江戸時代から続く本家・根元。

どちらも老舗。さて、どっちに入るか、さりげない客引きもあり、悩ましいところ。

 

大徳寺にも近いのでお立ち寄りください。

京の鬼門 比叡の方

京は平安京の時代からは四神(しじん)、東の青龍、南の朱雀、西の白虎、北の玄武に守られている都。 でも、鬼門と呼ばれる弱点の方角があります。それが丑寅(うしとら)の「北東の方角」です。

 

鬼門の方角には比叡山が鎮座。そして各家の鬼門の方角には、ナンテンや柊を置きます。

 

御所の鬼門・北東角にも、「猿が辻」と名付けられている場所があります。ここの塀だけ直角ではなく凹んでいます。鬼門である北東の方角から、鬼がやってこないようにに、角(ツノ)を取っている訳です。この凹んだ塀の屋根下は、金網が張ってあり、その中には烏帽子をかぶり横向きに座った猿がいます。この猿、神事で使う御幣(ごへい)を持って鬼門を守っています。

この猿が夜な夜なぬけだしては通行人にいたずらするため、金網で封じ込めたと伝えられています。

京都盆地

京都市の平均海抜43m。大阪城の天守閣の高さほどにある三方を山に囲まれた盆地。さらに京都駅の南西にある京都のランドマーク「東寺」五重の塔の天辺は、今出川の高さと同じ程度。

今でも三方の山々からの伏流水が上から下へと脈々と地下水として流れており、まさに湖底の上に栄えた古都京都です。真冬の今、底冷えする理由もわかる気がします。

 

玄武の地、建勲神社(御祭神 織田信長公)がある船岡山の三角点(標高111.7 mからのぞむ京都盆地を一度ご覧ください。まさに実感できます。

 

御土居

豊臣秀吉によって作られた京都を囲む土塁「御土居」(おどい)。その内側を洛中、外側を洛外。そして「御土居」の入り口として7つの関所(京の七口)が設けられ入洛を監視していました。ちなみに洛は「京」「都」のことです。鎌倉時代ころから「京都」という呼び方とともに普及したと云われています。

 

日本一長いホーム(558m)、JR京都駅「0番」のりば。御土居遺構の上に築かれたもの。この他にも市内には御土居遺構がまだあります。NHKブラタモリのタモリさんと桑子真帆アナウンサーも御土居を探索しています。

 

古地図片手に御土居巡り、いかがでしょう。

醍醐寺 五大力尊仁王会

醍醐寺/五大力尊仁王会(2/23(火) 9:00~16:00)

真言宗醍醐派総本山。密教秘奥の法義により7日間21座にわたって祈祷された本尊「五大力尊」の分身、御影(みえい)が授与される同寺最大の行事。

御影により安泰隆昌になるとされ、874年(皇紀1534)の創始以来、1100年以上も続けられています。

 

また、「「餅上げ力奉納」も有名。

男性150キロ、女性90キロの大鏡餅を抱え、その力を奉納し、無病息災を祈ります。

上位3位まではお餅が景品として進呈されるそうです。

持ち上げるにはコツと日ごろの訓練があるそうですが、くれぐれもぎっくり腰にはご用心ください。

 

 

春を呼ぶ京の節分

吉田神社・壬生寺・廬山寺の節分

・吉田神社の追儺(ついな)式(2日18:00)

・壬生寺の壬生狂言(2日・3日13:00~20:00の毎時00分開演)

 最終日の4日はぜんざい無料接待。

・廬山寺の節分会(3日14:15)

 鬼のお加持・鬼法楽(鬼おどり)・福餅・蓬莱豆撒き

 

鬼と云えば“日本のアンデルセン”とも呼ばる童話作家「浜田広介」(山形県高畠町出身・早稲田卒)の代表作「泣いた赤鬼」を思い出します。青鬼との友情の物語でした。

 

2016年の恵方は、南南東(正しくは南微東、南南東やや右)。恵方巻きを黙してほうばります。

 

追伸)

「舞妓さんを守る鬼かんざし」

舞妓さんを守る「鬼かんざし」の厄除け鬼。

鬼は邪悪なものとされる一方で、 人間の及ばぬ力を持つ崇高な存在として神の使いとされています。 地方にも鬼は内の風習があります。

 

  節分の日を含めて2日だけの「鬼かんざし」
  節分の日を含めて2日だけの「鬼かんざし」

御香宮神社・七種神事

御香宮神社の七種神事。若々しい春の七草をいただき、一年の無病息災を願う行事。1月7日の早朝6時ころから七草を神前にお供えし、祝詞が上げられます。お粥接待は9時頃からです。限定700食はお昼前にはなくなってしまいます。

三弘法めぐり

弘法大師ゆかりの3ヶ寺を弘法さんの命日21日に巡る習わし。
東寺では初弘法、神光院では弘法さんが厄除け修行をしたという境内で山伏の大護摩焚きと火渡り、仁和寺では納めとして、御室八十八ヶ所霊場を巡ります。

 

初弘法は、12月の終(しま)い弘法と並んで人出が多い市。境内には骨董品やお好み焼きなどを売る屋台がひしめき、香ばしいにおいと熱気に包まれます。訪れた人たちは、空海を祭る御影堂や弘法大師像の前で線香を献じ、無病息災を願います。

西賀茂 神光院
西賀茂 神光院

京の三が日・お茶の慣わし

一年の無病息災を願い、正月三が日に小梅と結び昆布を入れたお茶を飲む風習。

平安時代、京に疫病が流行したとき、空也上人が薬茶として庶民にふるまったもので、当時の村上天皇も服したことから「六波羅蜜寺」では皇服茶(こうふくちゃ)といいます。その後、庶民にも”福”をということで、現在の「大福茶(おおぶくちゃ)」という名前がついたそうです。

空也上人の没地「六波羅蜜寺」では、三が日、お茶とともに厄難除けのお札と一緒に授与され、また、稲穂の無料授与もされます。

京都の松飾

京都の松飾りは「根引き松」。根がついたままの松を飾ります。枝の中程に和紙を巻いて、水引をかけたものもあり、とても簡素な京都風松飾です。

ハレの日のはなびら餅

花びら餅(葩餅)。京都でお正月にだけいただく伝統の御菓子の一つ。

求肥(ぎゅうひ)からほんのりと桃色が透けて見え、うっすらとピンクが透けて見え、幸せいっぱいのお正月にはぴったりの雅なお菓子です。

少し塩気のある白味噌にごぼうの香りがマッチしています。

 

新年最初のお茶会「初釜」でもお濃茶(こいちゃ)とともに出されます。

京のお雑煮

京都の一般的なお雑煮は、丸小餅、かしらいも、雑煮大根、小芋などの丸いもので、御出汁は白みそ仕立て。最後に添える三つ葉と金時人参の鮮やかな彩に心も躍ります。

 「角が立たず円満に過ごせますように」という思いが込められていると云われてきました。

 

 

また、1月4日鏡開きでは、京野菜の壬生菜入りのすまし仕立てのお雑煮を食べる習慣があります。

 「名(菜)を上げる」といって壬生菜をお箸で一度持ち上げてから食べたり、 「名(菜)を残す」といってわざとそれを残したりします。

 

こういった縁起担ぎも多く残されているのもお雑煮の面白いところです。お雑煮は、日本の文化、各地のお雑煮の研究も面白そうですが、お餅の食べ過ぎできっと太りますね。

はんなり

はんなりは、落ち着いた華やかさがあり、上品に明るく陽気なさまを表す京言葉。

語源は「花なり」または「花あり」とされ、花街の舞妓さん、芸妓さんの仕草に合う言葉です。

宮中や宮家などで話されていた「御所ことば」である京ことばは、どこか雅な雰囲気がありますね。

 

海外のお客様に、このニアンスを伝えることに苦労しますが、単純には「elegant」でしょうか。「lively but restrained」などの説明表現も考えられますが、やはり、「はんなり」は「HANNARI」でしょう。

除夜の鐘

一年間の煩悩を払いのけ、清らかな心で新年を迎える除夜の鐘。中でも有名な「知恩院」の除夜の鐘。寛永13年(1636)に鋳造された銅鐘は、日本三大梵鐘のひとつ。総勢17人の僧侶が、「えーいひとつ」「そーれ」と声を掛け合って打ち鳴らします。ただし、ここの鐘は、一般参拝者は鐘を撞くことは出来ませんが、とても厳かな雰囲気に包まれます。

京都市内では除夜の鐘が響き渡ります。甘酒なども振舞われるお寺もありますので、京都の大晦日、是非一度、訪づれてください。

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