夏越祓(なごしのはらえ)・茅の輪くぐり

夏越の祓の行事「茅(ち)の輪くぐり」。

年二回、6月(夏越の大祓)と12月晦日(師走の大祓)に行う日本古来の神事。茅の輪をくぐって、半年間の汚れを祓い清めて無病息災を祈願する行事。

京都の神社でも、6月30日夕暮に茅の輪をくぐり、身を清めます。

 

茅の輪くぐりの作法、

「水無月の夏越の祓する人は千歳の命延というなり」

と唱えながら、先ず左足から踏み入れ 、左回り → 右回り → 左回り・・・・と、「∞」の字を描くように 3度くぐります。

皆で回るのでご安心。

 

その後は、和菓子の水無月(みなづき)を食べる習慣があります。 

水無月には、シンプルな白ういろう、抹茶、黒糖があります。氷が貴重だった頃、氷のかけらをかたどった三角形の和菓子が作られるようになったのが始まりとか、 また、上に飾る小豆は、厄除けの意味があるそうです。

 

京都では毎年、氏子の担当役には、参拝後に水無月が振舞われる神社が多いようです。

八坂神社の茅の輪
八坂神社の茅の輪