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火の用心「火乃要慎」と「火迺要慎」

霰天神山(あられてんじんやま)のお札「火乃要慎」。錦小路通室町西入。室町幕府時代の永正年間に京の街に大火事が起こった時、天からあられが降ってきて火事が収まりました。その折に身の丈一寸二分の天神様の像が屋根の上に舞い降りたと伝えられ、この天神像を火除けの守り神として町内にお祀りしたのが、このお山の由来。

 

一方、阿多古(愛宕山、標高924m)、愛宕神社の「火迺要慎」。毎年7月31日夜から8月1日未明にかけて行われる「千日詣り」。この日に愛宕神社に参拝すると千日間の火の災いから避けられるというご利益が得られ、また、3歳までの子どもがお参りすると、その子は一生火難から避けられると云われています。

 

東の雄、比叡山(大比叡、標高848.3m)よりも、西の雄、愛宕山の方が高く、また、ロープウェイやドライブウェイもなく、健脚によほど自信がないと厳しいお山です。

 

この祇園祭の時に霰天神山のお札を授かりお守りしましょう。

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