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科捜研の女 民泊トラブル殺人事件(11/23)妙心寺編

妙心寺。臨済宗妙心寺派大本山。山号は正法山。ご本尊は釈迦如来。開基は花園天皇 、開山は関山慧玄(無相大師)。

 

京都もオリンピックを前に外国人観光客特需の対応の真っ只中。おもてなしサービスの量的緩和に向けた規制緩和や税収アップの施策などを着々と策定する中で、ドラマでもいち早くキャッチアップ。

 

テーマは「民泊」

京都市では民泊を含めたすべての宿から宿泊税を課す条例案を早々に議決。民泊の増加による質の低下、特に違法民泊については防火、セキュリティ面などで地域利害関係者の懸念が根強い中、今回の宿泊税に対しては、当然、Backpacker向けの小さな宿の反対意見もあります。また、徴収方法も含め課題が多くあり、まだまだ紆余曲折があることでしょう。

宿坊も当然対象になるのかなぁ、ボタンを掛け違うと猛反対にあった「古都税」の危うさはないだろうかと心配。高野山のように宿坊の数を増やすのも、観光客が多く訪づれるお寺の役目として一案かと思ったりもします。

「着眼大局、着手小局」の視点で、外国人のお客様へも真に理解される「大義」("Oh,  yes, the cause is excellent!")があるのかが、今後、問われることでしょう。

 

そんな世間の算盤勘定や思惑をよそに禅寺の紅葉も見頃となりました。静寂で凛とした佇まいの広い境内を散策しながらお楽しみください。